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豪農の館ーコヤノ美術館西脇館ーの写真ブログ。コヤノ美術館HPへはプロフィールのHPアドレス若しくはリンクよりどうぞ。
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プロフィール
HN:
K
HP:
性別:
女性
自己紹介:
コヤノ美術館西脇館~豪農の館~
住所
〒677-0004 兵庫県西脇市市原町139番地(鍛冶屋線
市原駅記念館 隣り)

開館日
毎週土曜・日曜日。午前10時~午後5時(冬季は午後4時まで)

問い合わせ
TEL:(06)6358-4930 
(月曜~土曜 午前9時~午後6時まで)
mail:koyano@koyafron.co.jp
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都忘れ

前庭の灯篭の下。



さりげなくも、美しい紫がその存在を主張している、都忘れ。

この美しい紫は、江戸時代に品種改良を重ね生まれました。
「都忘れ」の名の由来は諸説ありますが、
1221年、承久の乱に敗れた順徳天皇が、遠流となった佐渡の庭で紫色の野菊が咲いているのを見つけ、京の都を彷彿させるその紫を傷心のなぐさめにしたという故事から付けられたとか。

館長の好きな花だそうです。

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市松人形・花子とゆく①


その存在感から、館内人気ナンバー1?の市松ドール。
私、花子が、コヤノ美術館内を少―しご案内致しますわ。
しばしお付き合い下さいませね。



まずはここ。

私の後ろに見えるのは、今年新たに展示した「洛中洛外図屏風」。
よくよく見ると人々の生活が見て取れて結構面白いわ。
すぐそばまで近寄れるから、これを機会にぜひじっくり見てね。
また、撮影スポットとしても人気よ。
とても華やかな雰囲気の写真が撮れるわ。
私の赤い着物も、よく映えてるでしょ。

次はここ。
館内に入ってすぐに目に入るところよ。

スカッと見えるからか、足を止める方がとても多いの。
3間続きになっていて、季節によっては奥に百日紅の花が見えるわ。
農家で3間続いている家って少ないのよ。


縁側に出ると心地よい風が吹いて、気持ちが良いわ。

見学後にゆっくり寛いでいただけるよう、このあたりにはイスをいくつか置いてあるのよ。
座って庭を眺めると、なんとなく…なんとなくよ、心が休まる気がするわ。

最近だんだん暑い季節が長くなってきたようだけど、日本の家は、厚い時期を少しでも過ごしやすいようにって、風通し良く、また、日光を遮る為に庇が長くつくられているの。

整列した垂木が美しいわ。

今回最後はレディに人気の高いあの場所で締めくくるわね。

そこへ行くにはこの箪笥階段を上らないとといけないのだけれど、ちょっと段が高いから、足もとには充分気を付けてほしいわ。
箪笥階段も上がれる場所って殆ど無いんじゃないかしら。
子供たちはいつも大喜びよ。

上に上がると、そこは屋根裏になるんだけれど、そう、着物が飾ってあるの。

子供の着物だけじゃないわよ。花嫁の着物、古い帯…。
着物に描かれた絵は華やかでお目出度いものから、懐かしかったり、哀しかったり、笑えたり。
単純に見て美しいだけじゃない。そこには時代の波が閉じ込められて、本当に、心振るわす空間だわ。


タイトル見たら気付くと思うけれど、私の案内、続くわよ。

花子とゆく 

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いずれ菖蒲か杜若

裏庭にカキツバタが咲きました。


ちょっとピントが合ってないのですが…美しい花です。
茎がシュッと伸びた様を見ると、こちらも自然と背筋が伸びる気持ちです。

私も好きな花なのですが、実はショウブ(ハナショウブの方)ともアヤメとも区別がついていません。ショウブとアヤメなんて感じて書いたらどっちも菖蒲じゃないか。
それでも、違う花なんですよね。

昨年、菖蒲園に行った際に見分け方のガイドを見ながら観察しましたが、どうにも分からない。
そもそも見分けるポイントとして、
「水辺で咲いているのは杜若か花菖蒲」
「乾いた畑で咲いているのはあやめか花菖蒲」
と、あるのですが、花菖蒲が両方にまたがっている上に、コヤノ美術館の庭のように水辺でなくても咲いてるんですよカキツバタ。

他にも何点か見るポイントがあるようで、そこから推理していくようですが、
自力で見分けるのは諦めました。

どれも美しい事には変わりないので、名前は分かる人が分れば良いのです。。。

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3つの扉

建物の外側、ポコッとあいた穴をのぞくと、3つの扉があります。


お風呂の焚口&清掃口です。

右上の放射能マークみたいな形の穴が開いているのが、焚口です。
ここへ、薪を入れて燃やし、風呂窯を熱します。
放射能マーク(違)は、酸素を取り入れる為の空気穴です。
最近のものは空気の取り込み量を調節する為、開閉出来る様になっているみたいですが、ここについているのは穴が開いているだけです。
中底には網?が張っており、薪が燃えて灰になると、下に落ちる様になっています。
そして、焚口の下にあるのは清掃口です。上から落ちてきた灰をかき出したり、炉の中の点検をおこなったりする為の穴です。
また、こちらから酸素を送ることで、上の薪が一層燃えやすくなるようです。
左側も同じく、掃除口。上に煙突が伸びています。

うーん、焚くのも日々のメンテも大変層です。

まれに「入った時に下の方が温かくて良いから、最近五右衛門風呂に入るようになった」とおっしゃる方が居ます。
それを聞くと、一度浸かってみたいかな…なんて。



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解放感

明治の洗面所の窓から見る主屋と前庭。



寒いうちは、視線が内へ内へ行きがちだったのですが、
少し暖かくなってきたので、ふとした時に外を眺める事が増えたように思います。

日本家屋でも、サッシや壁で遮られている最近の家では感じられない、
家と庭との一体感というか。
解放感というか。

そういった雰囲気が心地よくて。
ここ最近お気に入りの景色です。

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枝垂れ桜

裏庭に、昨年植えた枝垂れ桜。
先週3分咲程度だったので、今週は満開かと期待したところ…



大分散って既に葉桜でした。
むずかしい。
今年は特に、桜の時期が短かったですね。

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13年間の夢

裏表逆で申し訳ないのですが…。
どこの国の国旗でしょう。

以前書いた「★新展示★戦争モノ②」でもチラッと取り上げた、五国同盟の着物にも描かれていました。

鳩が加えてる国旗柄の風船の中にもあります。

満州国(1932~1945)の国旗です。
デザインの基礎となっているのは、1928年以前の中華民国の国旗(五色旗)です。
使われている5色について、1933年2月24日の国務院佈告第3号「國旗ノ意義解釈ニ関スル件」には、青は東方、紅は南方、白は西方、黒は北方、黄は中央を表し、中央行政をもって四方を統御するという意味であると記されています。
五行思想に則ったものだったのですね。

また、毎日新聞社編『大日本帝国の戦争1 満州国の幻影』には、黄(満州族)、赤(日本人)、青(漢民族)、白(モンゴル民族)、黒(朝鮮民族)を表し、五族協和を象徴させたとの記述があります。
公式には国旗と五族協和は無関係とされていますが、しかし、夢を描き、国づくりに満州へ渡り、開拓していった当時の日本人の中には、そのような気持ちでこの国旗を眺めた人が多く居たことでしょう。
もしかしたら、日本人以外も・・・?
 五族協和、王道楽土、13年間の短い夢でした。人の夢は儚い。

ところでこの国旗、絹で出来ています。
同時期頃の日本の国旗もありますが、やはり絹製です。
昭和初期から外国からの輸入困難で綿や羊毛などが手に入らず、代用品として絹を使いました。
非常に薄いです。
絹は国旗の他にも日傘や軍服、襖、テントなどにも利用されたようです。
現在開催中の「戦争と平和展」にて展示中。
着物の方も、着物展示コーナーにて展示中です。

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