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豪農の館ーコヤノ美術館西脇館ーの写真ブログ。コヤノ美術館HPへはプロフィールのHPアドレス若しくはリンクよりどうぞ。
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プロフィール
HN:
K
HP:
性別:
女性
自己紹介:
コヤノ美術館西脇館~豪農の館~
住所
〒677-0004 兵庫県西脇市市原町139番地(鍛冶屋線
市原駅記念館 隣り)

開館日
毎週土曜・日曜日。午前10時~午後5時(冬季は午後4時まで)

問い合わせ
TEL:(06)6358-4930 
(月曜~土曜 午前9時~午後6時まで)
mail:koyano@koyafron.co.jp
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夏だ!ビールだ!

7月に入り、だんだんムシムシと暑くなってきましたね。
暑い夏には冷えたビールがウマい。
皆さんのお好きなビールはなんですか?
マイナビニュースでランキングを見ると、次のようにありました。
1位 ザ・プレミアムモルツ
2位 ヱビスビール
3位 アサヒスーパードライ

ははぁ、なるほど。
聞いておいて、アレなんですが、ビールを飲まない私には全然分かりませんすいません。

コヤノ美術館では、昭和初期のビールをこっそり展示中です。



ヱビスにアサヒにユニオンビール。
勿論中身は入っています。
入っていますが、飲めませんよ。こっそり開けないで下さいね(笑)
下には「軍用樽」と書いてあります。
戦時は家庭用・業務用・軍用の三種類に分けられており、ビンの大きさが違うようです。



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こどもの日

あっという間に五月です。
コヤノ美術館では、ひな祭り展を終え、現在五月人形を展示中!(5月末まで)



こどもの日には室内には鎧兜や金太郎などを模した五月人形、外にはこいのぼりというのが一般的。
鎧兜は子供の身を守り、また、金太郎たちのように強く育ってほしいという願いが込められています。

元々は武士の家が虫干しを兼ねて家にある武具や旗指物を飾り、子供たちに先祖や自分の武勇伝や、訓示を語り、逞しく育つよう願ったことからはじまりました。



江戸時代になると、関東の方では経済力を持つ商屋などが武士に対抗心を燃やし、家には武具がないので模造品を作り、玄関には五色の吹流しを飾りました。
その後さらに、家同士で張り合い、吹流しは「竜門」の故事にちなんで鯉となり、中国から伝わった端午の節句やらなんやらを取り入れて、現在のようなこどもの日となりました。

土間には江戸時代のこいのぼりも展示中。
6メートルのこいのぼりは圧巻です。



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時代を奏でる

応接室にて足踏みオルガンを新たに展示しました。

所々にある手彫りの模様が大正という時代の雰囲気を出しています。


大正時代のヤマハのオルガンです。

ヤマハと言えば、楽器全般から音楽教室、最近ではVOCALOIDなど、様々なものが思い浮かびますが、ヤマハという会社が誕生したきっかけは1887年(明治20年)、山葉寅楠が浜松尋常小学校のオルガンを修理し、翌年の1888年(明治21年)に浜松で日本最初の本格的オルガンの製造に成功したことです。

オルガンから始まったんですね。

ピアノが普及してからはあまり見られなくなったオルガンですが、大正時代には数多くつくられ、小学校や裕福な家庭に置かれました。

このオルガンも当時は人に囲まれて音を奏でたのかなと、想像します。

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★平成26年★ひなまつり展【終了、来年も宜しく!】

今年も、ひなまつり展の時期がやって参りました。
コヤノ美術館西脇館、平成26年度は2月22日から4月まで、ひなまつり展開催中。



大正・昭和のお雛様を中心に、様々なお雛様を飾っております。
ふっくらしたお顔の可愛いお雛様もいれば、キリリとした美人ですまし顔なお雛様も・・・。
一番目につくのは、御殿付きの雛壇でしょうか。

是非遊びに来てくださいね。

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大阪名所欄間

コヤノ美術館西脇寛の明治の主屋の座敷には、大阪の名所をあしらった4つの欄間があります。
中でも目を引くのは、天神橋の欄間です。
鉄橋を欄間にあしらっているというのは珍しく、主屋が文化財に登録された際にも、解説として欄間について触れられています。


こちらがその欄間。
左下にはポンポン船、右上には大阪城の石垣も彫られています。

「天神橋」は江戸時代から「天満橋」、「難波橋」とともに難波三大橋に数えられています。
元は木製の長い橋で、わらべ歌にも「天神橋長いな、落ちたらこわいな」と歌われる程でした。

大阪では民間で資金を出し合って橋を架ける「町橋」の文化があり、明治時代には、輸入した鉄橋が次々にかけられました。
また、1885年(明治18年)の淀川大洪水により多くの橋が流失や被害を受けた事を機に、大阪市内の18の橋が鉄橋などに架け替えられました。

そして、その中でも、人々の注目の的となったのが、1888年(明治21年)に完成した「天神橋」。この欄間に描かれている橋です。
天神橋は、5径間から成り、その最大支間は65mと、道路橋としては当時最大規模で、その大きさに、人々は大変驚いたそうです。
また、当時珍しい、車道と歩道が分離した橋でした。


分りやすいように、欄間の下には明治28年に刷られた天神橋の絵も展示。

しかし、なぜ大阪の名所を?
大阪への憧れだったのか、はたまた大阪からのお客様が多かったのか。

いずれにしても、珍しい欄間です。

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ピーコック

2月から、「孔雀」と「竹」、丸山応挙の掛け軸を2点、展示しております。
円山応挙は江戸中期の画家で、円山派の始祖。
写生を重視した絵が特徴で、「孔雀」の絵や私の好きな「幽霊画」でも有名です。
二大パトロンとして三井寺円満院の祐常門主や豪商の三井家があげられます。
親しみやすい画風ということで大衆受けし、町民に好まれました他、彼の絵は明るく美しいとして、皇家にも受け入れられました。

竹は、水墨画です。
1790年の春に描かれたもので、
シュッと伸びた竹から、風の音が聞こえてきそうです。

そして孔雀。
松と、松の上に乗った2羽の孔雀が描かれています。

金がきいていて、色が美しいです。本当に。
実物はもっと美しいというか、迫力があるというか、素晴らしいので、是非見に来てください。

応挙の孔雀で最も有名なのは、大乗寺の孔雀の間の襖絵「松に孔雀図」でしょうか。
客殿13室165面の襖絵も応挙やその門弟たちが描いており、別名「応挙寺」と呼ばれていますが、この孔雀図が1番有名なんじゃないかと私は思ってます。
大乗寺の襖絵は、1787年に密英上人が上京し、応挙に依頼したものですが、1788年の1月30日に天明の大火で納めるはずであった「松に孔雀図」を消失。大乗寺には、1795年に再度描いたものを納めています。
今回、コヤノ美術館に展示している孔雀は、1787年の春に描かれたもので、火事で焼けた孔雀図の面影があるかもしれないし、無いかもしれない。


※久保田金僊筆、「地獄太夫之圖」(幽霊画)の展示は終了致しました。

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2014年展示「貯金箱と宝船」

西脇館の今年のメイン展示は「貯金箱と宝船」です。



今回のテーマについて、
「貯蓄好き」「貯蓄民族」と呼ばれることが多い日本人。しかし、欧米文化の吸収、景気低迷、活力不振が続いた中、今や日本の貯蓄率は主要国では最低水準と言われています。また、詐欺もとても増えましたよね。せっせと貯めた預貯金があの手この手であっと言う間に盗られてしまう。怖いです。

そんな今こそ「お金との付き合い方」を考えるべきであり、そしてその、「お金との付き合い方」の一端を握ってきた貯金箱を展示しようという事となりました。
最近はもう、貯金箱にお金を貯める方は少なくなったとは思いますが、中身の取り出せない貯金箱に小銭を入れてはカラカラと音をたてて振り、中の存在感を確かめながら「いくら貯まれば何を買おう、これだけ貯まればどこへ行こうと」と夢を膨らませた方も居らっしゃったことと思います。貯金箱は、人の夢をも貯めていたのですね。

1950年代後半ごろから、各銀行が景品としてこぞって作った銀行名入りの貯金箱を中心に、子供向けのキャラクター貯金箱から江戸時代の銭壷まで、様々展示しております。

そして、「人の夢」繋がりでもう一つ。宝船を展示することに致しました。
見た目のめでたさだけではなく、「1年良い事ありますように」と吉事を運び、凶事を流す、お宝を載せた夢いっぱいの宝船。楽しいような、幸せになれそうな、験を担いでみたり、ちょっとこじゃれた物まで様々。

ポスターにも使われている、この宝船が私のお気に入りの一枚。

今回は貯金箱も宝船も、にぎやかで楽しい展示です。

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