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豪農の館ーコヤノ美術館西脇館ーの写真ブログ。コヤノ美術館HPへはプロフィールのHPアドレス若しくはリンクよりどうぞ。
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プロフィール
HN:
K
HP:
性別:
女性
自己紹介:
コヤノ美術館西脇館~豪農の館~
住所
〒677-0004 兵庫県西脇市市原町139番地(鍛冶屋線
市原駅記念館 隣り)

開館日
毎週土曜・日曜日。午前10時~午後5時(冬季は午後4時まで)

問い合わせ
TEL:(06)6358-4930 
(月曜~土曜 午前9時~午後6時まで)
mail:koyano@koyafron.co.jp
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藤井のお酒

コヤノ美術館西脇館は、「藤井家」という、この辺りの庄屋の新宅の家を修復したものですが、この家は庄屋としての仕事の他、酒造業や金融業等も携わっておりました。

その、お酒にまつわる話を、先日近所の方にちょこちょこっと聞いたので、ご紹介。

現在、台所にてこっそり展示してあるこの酒樽。

「三乃峰(ミツノミネ)」と書かれています。

この「三乃峰」。実は、この家で一番最初に造られたお酒だそうです。
その後、戦中には「春笑(ハルワライ)」、戦後には「織菊(オリギク)」と、3つのお酒を造ったそうです。


農地改革後は生活も苦しくなり、酒造の権利は現在の「藤井酒造店」に売却してしまったそうですが・・・

家に残されていた唯一の酒樽が、一番最初に造ったものというのも、中々に感慨深いというものです。

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垂木の整列

昭和初期の建物の廊下の天井です。


少し高めの天井に、平行に組まれた垂木。
並ぶ明り取り窓。
ぽっと花が咲いたような電気傘。
とても洗練された感じがして美しいです。

平行垂木というのは、日本独自の組み方なのですが、構造上、屋根の荷重が均等に分散せず、力学上不利だそうです。
それでも垂木が平行に並ぶ姿が非常に日本人好みで、和様建築として好まれて使用されていたみたいです。

こちらは照明器具の根元なのですが


いかがでしょうか。
隅木から出た金具に引っ掛けているだけで、線も何もありません。
その分、非常にすっきりとしていて、見栄えが良いです。
引っ掛けてあるだけなので、取り外しも簡単です。
どういう構造になっているのか、私にはよく分かりませんが、昭和の建物の天井には全てこのタイプになっているので、御来館の際は是非チェックしてみて下さい。

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スミレとトクサ

前庭を散策すると、スミレとトクサがにょきにょき生えてます。


このスミレ、やや胸を張って、トクサと背比べしているようで、ほほえましい気持ちになりました。
トクサはあっと言う間にズンズン伸びて行くのですがね。

トクサは砥草。
茎でモノを研ぐことが出来ることから、付けられた名前です。
今でもツゲの櫛などを研ぐ時は、トクサを使用するとか・・・。
小話で、郵便夫が草鞋が磨り減ることに悩み、磨り減らないようにとトクサの草鞋を使ったところ、その郵便夫は足先から磨り減って頭だけになり、鞄に頭を入れて帰るというものがありますが、小話にされるほど、身近な存在だったのだなぁと。

スミレの由来は「形が大工道具の墨入れ(墨壺)に似ている」という牧野富太郎説が通説らしいですが、他にも「つみれ」「摘まれる」「染みれ」等、様々な説があり、定説は無いようです。

それにしても、ちょうちょの様な可愛らしいスミレです。
どこからか種が飛んできて咲いているのですが、このスミレは園芸品種だそうです。

中庭に咲いているスミレはおそらく本種。

色も形もシャープでちょっとカッコいい。
石ばかりの中庭で、ただ一種、根をはり、咲く様は逞しいです。

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水のある場所に心惹かれるのは何故だろう。


撮影場所:前庭

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花菖蒲

手水鉢からにょきっと顔を出しているのは、花菖蒲。



白壁にスラッと伸びた葉と紫の花がよく映えます。

紫色は、赤と青の中間、希少な色。
だからこそ、高貴とされた時代もあり、どこかミステリアスで、扱いにくいような、だけど心惹かれる、そんな色だと思います。
しかし、花の事を考えてみると、意外と紫色のものが多いような気が致します。
何故だろう。

紫色というのは、疲れた心を癒す色だそうです。
ここを歩く方が、ちょっと心を留め、癒されてくれればと願って。

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★新展示★戦争モノ②

追加した展示品について。

着物の展示コーナーに、戦争柄の子供用の着物を数点追加致しました。


この着物は、軍馬・軍犬と、南方西航路について描かれています。

戦争柄は、明治期に大人用の襦袢や羽裏として出現し、大正期に入るとモスリンや木綿地の子供用の着物が作られるようになりました。
敗戦後、このような着物は軍国主義的なものとして扱われ、着る事が出来ず、また、殆どが襦袢や子供用の着物と言った汚れ、擦り切れ、痛みやすいモノであったので残りにくく、時代と共に忘れ去られていきましたが、当時は憧れや理想、喜びの表現であり、非常に好まれて着られていたようです。



鳩が咥えた風船が、日本・イタリア・ドイツ・スペイン・満州の国旗の柄になっています。
1939年、日独伊防共協定にスペインが参加した際に作られたものと思われます。

上記2点のような時事的な着物の他にも
   

可愛らしい子供たちと、プロペラ機や列車など子供が「カッコいい」と思うようなものが描かれた着物もあります。


きらびやかな打掛や振袖、節句の着物なども引き続き展示しておりますので、併せてどうぞ。

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なのはな

河原の良さを覚えたので、また河原散策をしました。


春の風物詩で忘れてはいけないのは、菜の花。
ひょろりと伸びて、ゆらゆら揺れ、視覚でも春風を感じ取ることが出来ます。

ふと前方を見ると、菜の花の合間を縫うように歩く夫婦鴨が・・・!
なんという可愛らしさ!と、思い、写真を撮ろうとソロリソロリ近寄るも逃げられてしまいました。

望遠レンズが欲しいです・・・。

それでは皆様、良いGWを。

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