コヤノ美術館西脇館は、「藤井家」という、この辺りの庄屋の新宅の家を修復したものですが、この家は庄屋としての仕事の他、酒造業や金融業等も携わっておりました。
その、お酒にまつわる話を、先日近所の方にちょこちょこっと聞いたので、ご紹介。
現在、台所にてこっそり展示してあるこの酒樽。
「三乃峰(ミツノミネ)」と書かれています。
この「三乃峰」。実は、この家で一番最初に造られたお酒だそうです。
その後、戦中には「春笑(ハルワライ)」、戦後には「織菊(オリギク)」と、3つのお酒を造ったそうです。
農地改革後は生活も苦しくなり、酒造の権利は現在の「藤井酒造店」に売却してしまったそうですが・・・
家に残されていた唯一の酒樽が、一番最初に造ったものというのも、中々に感慨深いというものです。
[7回]
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