前庭を散策すると、スミレとトクサがにょきにょき生えてます。
このスミレ、やや胸を張って、トクサと背比べしているようで、ほほえましい気持ちになりました。
トクサはあっと言う間にズンズン伸びて行くのですがね。
トクサは砥草。
茎でモノを研ぐことが出来ることから、付けられた名前です。
今でもツゲの櫛などを研ぐ時は、トクサを使用するとか・・・。
小話で、郵便夫が草鞋が磨り減ることに悩み、磨り減らないようにとトクサの草鞋を使ったところ、その郵便夫は足先から磨り減って頭だけになり、鞄に頭を入れて帰るというものがありますが、小話にされるほど、身近な存在だったのだなぁと。
スミレの由来は「形が大工道具の墨入れ(墨壺)に似ている」という牧野富太郎説が通説らしいですが、他にも「つみれ」「摘まれる」「染みれ」等、様々な説があり、定説は無いようです。
それにしても、ちょうちょの様な可愛らしいスミレです。
どこからか種が飛んできて咲いているのですが、このスミレは園芸品種だそうです。
中庭に咲いているスミレはおそらく本種。
色も形もシャープでちょっとカッコいい。
石ばかりの中庭で、ただ一種、根をはり、咲く様は逞しいです。
[6回]
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