昭和初期の建物の廊下の天井です。
少し高めの天井に、平行に組まれた垂木。
並ぶ明り取り窓。
ぽっと花が咲いたような電気傘。
とても洗練された感じがして美しいです。
平行垂木というのは、日本独自の組み方なのですが、構造上、屋根の荷重が均等に分散せず、力学上不利だそうです。
それでも垂木が平行に並ぶ姿が非常に日本人好みで、和様建築として好まれて使用されていたみたいです。
こちらは照明器具の根元なのですが
いかがでしょうか。
隅木から出た金具に引っ掛けているだけで、線も何もありません。
その分、非常にすっきりとしていて、見栄えが良いです。
引っ掛けてあるだけなので、取り外しも簡単です。
どういう構造になっているのか、私にはよく分かりませんが、昭和の建物の天井には全てこのタイプになっているので、御来館の際は是非チェックしてみて下さい。
[6回]
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