最初は照明のために家の中へと引き込まれた電気。
そして、その電気の素晴らしさを次に体感させてくれたのが大正時代に登場した電気アイロンです。
それまで主流だった炭火アイロン
中に炭を入れて、その熱とアイロン本体の重みでシワを伸ばします。アイロンがけは体力仕事です。
そして登場した電気アイロン
炭火アイロンと比べ、電気アイロンは軽く、準備も楽で、扱いが容易。
また、次々と登場する家電の中でも8~10円(現在の5万円位)と、比較的安価であった為、電球に続く電気の主要用途となりました。
(とは言っても、昭和30年頃まで炭火アイロンも使われていた訳で、電気が身近になったのは、本当に最近のことだなぁとしみじみ思います)
ところで、この電気アイロン、コード線の先端を見ると電球のお尻みたいなのが付いています。
電気のある生活①でも書きましたが、電気の主な需要は「電灯」であり、一般家庭には電灯の為の電気しか来ていません。
電気アイロン登場当初はアイロンを使用するのに電灯から電球をはずして、そこから電気をとっていたんですね。
コヤノ美術館西脇館では今年度展示「裁縫と抒情画展」にて、100点以上のアイロンを展示中です。
ではでは、
電気のある生活③に続く。
[8回]
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