明治中ごろから、日本の家庭に徐々に電気が引かれるようになりました。
主な需要は「電灯」です。
家に引き込んだ電線を「電灯線」と呼んだり、電力会社の名前が元々「東京電燈」や「名古屋電燈」であった事からも、その事か伺えます。
家の中に電灯が灯った時、本当に感動した事でしょう。
「電灯線」を配線するのに必要になったのが「碍子(ガイシ)」。
線とその支持物との間を絶縁し、また線が弛まないように配す為のものです。
当時の碍子と電灯線は壁や天井伝いにむき出しに取り付けられていました。
コヤノ美術館西脇館はと言うと・・・
縁側や廊下の下に碍子がビシッと整列しています。
数が多いので壮観。
設置するのも大変だったのではないかと思われます。
それでも線を隠そうとする…こだわりですね。
まさしく、縁の下の力持ちです。
[8回]
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