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豪農の館ーコヤノ美術館西脇館ーの写真ブログ。コヤノ美術館HPへはプロフィールのHPアドレス若しくはリンクよりどうぞ。
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プロフィール
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性別:
女性
自己紹介:
コヤノ美術館西脇館~豪農の館~
住所
〒677-0004 兵庫県西脇市市原町139番地(鍛冶屋線
市原駅記念館 隣り)

開館日
毎週土曜・日曜日。午前10時~午後5時(冬季は午後4時まで)

問い合わせ
TEL:(06)6358-4930 
(月曜~土曜 午前9時~午後6時まで)
mail:koyano@koyafron.co.jp
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藤井氏の痕跡―鍛冶屋線市原駅

コヤノ美術館西脇館(旧藤井家)の前に、鉄道車両(キハ30)と

鍛冶屋線市原駅記念館があります。


この、市原駅、そして西脇ー市原間3.1キロのレールを敷いた人というのが、当時の藤井家当主・藤井滋吉です。

鍛冶屋線は、平成2年の3月末には廃線となり、駅舎などは取り壊されるのが通例ですが、市原駅と車両は、市原町民による「一、廃線後、速やかに道路化してほしい。二、駅舎周辺を鉄道公園にしてほしい。三、駅舎を鉄道資料館として保存してほしい」という要望と、そして、その気持ちを汲んだ区や市の尽力により残されたものです。

上の写真は2010年夏~11月に塗り替えられたもので(絵本作家の吉田稔美氏デザイン)、それ以前はこんな感じでした↓


滋吉氏、お金には糸目をつけない人だったらしく、駅舎のデザイン・設計は東京のアメリカ屋という建築屋の技師に頼み、開通式には鉄道大臣も出席したという話もあります。
※現在の資料館は、旧駅舎を復元建て直ししたものらしいです。

---------以下、引用--------------------

昭和52年1月22日 神戸新聞
加古川線 市原駅 「鉄道誘致の呼び水に」

 一人の先覚的な篤志家が作った珍しい駅。土地の古老たちは時の流れでその人の名前が忘れ去られ、地域発展のカギとなった鉄道建設に深くかかわった人が、ごく身近にいたことすら知らずにいるのを嘆く。「顕彰碑の一つもあっていいのに」と。かつての〝文明の利器″が、クルマ時代の不便な乗り物になった今では、くりごとだと知りながら…。

 市原駅は大正十年、奇妙な形で誕生した。加古川線の国包―西脇駅間、野村―谷川駅間が一気に開通したのと違って部分開通。鍛冶屋線全線(西脇―鍛冶屋駅十一・六キロ)のうち、一駅分三・四キロだけが全線開通より二年も前に出来た。
「だれでもない、藤井滋吉さんの功績なんですよ。当時の播州鉄道の株主でもあったんですが、資材を投げうってレールを敷き、駅舎を建てたんです。レールも加古川本線のと違って質のいいモンだったときいてますよ。
当時の金でどのくらいかかったかは、はっきり知りませんが、おそらく何万円、今ではどのくらいでしょう。そりゃ相当なモンだったと思いますねえ」
 いきさつを知る西田町の藤井一郎さん(八三)。昔、駅舎完成と同時に植えたさくらの古木の下に銅像を建てる話もあったが、実現しなかったという。

 滋吉氏は市原の大地主。大正九年に設立した西脇商業銀行(太陽神戸銀行の前身)の創設者の一人。資産家ではあったが〝大尽〟の性格ではなく、常に人より一歩先を見る人だったという。鉄道に関しても、これからは必要になる交通機関だという強い信念で誘致に奔走した。

「滋吉氏から話を聞いたことがあるんですが、誘致の話も沿線の意見がまとまらず、やむなく資材を投げ出して部分開通に踏み切ったということでした。わずか一駅だけでも、ちゅうちょする市原以北の人たちに誘致機運を盛り上げる〝呼び水〟にしたかったんでしょうね。だから市原で止まったんでは値打ちがない、杉原谷(多可郡加美町)も惜しいことをした、五万円出したら鍛冶屋駅以北も出来ていたのに―とよく言ってました」
構想を真剣に論議、廃止するならムシロ旗でも立てて反対しようという相談までしたという。(~以下略~)
-------------- 引用終わり -------------------------

東大・一橋大・早大生などの俊才を送った市原駅。
銀行、百貨店、料亭やカフェ…駅前には四十を超す商店がひしめいたそうですが、今はその面影もありません。
市原駅誕生より今年で僅か91年。時代の流れの速さを痛感します。

市原駅記念館は無料で見学できます。
来られた際は、少し覗いてみてはいかがでしょうか。

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お抹茶と饅頭

先日、大阪の美術館へ何度か来て下さってる方が、お茶の先生である友人を連れて、西脇館を見に来られました。

そのお茶の先生が、なんと、お茶道具を持っていらっしゃっており、私も一服・・・いやいや、五服ほど頂いてしまいました(笑



先生が持ってこられた、桜味のお饅頭と立ち雛。
雛は奈良の伝統工芸である一刀彫人形で、とても可愛らしい顔をしています。



白磁は抹茶の緑がとても映えて綺麗なので、好きなんだそうです。
とても美味しいお茶とお饅頭でした。

美術館も、大変ゆっくり観覧されて、喜ばれていたので、良かったです。

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第4回西脇多可新人高校駅伝がありました。

2/19は、第4回西脇多可新人高校駅伝がありました。

西脇多可新人高校駅伝の公式ページはこちらです。
http://chopper.minim.ne.jp/nishiwaki/

コヤノ美術館の前の道路もコースになっており、毎回歩道に立って応援してます。

先頭を走るシロバイ。


それに続く、高校生たち。

撮影:館長代理

男子の部で西脇工業高校は2位だったみたいです。

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見取り図

コヤノ美術館西脇館の、ちゃんとした見取り図が出来上がりました。

図面作成:ひょうごヘリテージ機構 H2O東播
     兵庫県ヘリテージマネージャー 
     清水克俊 草譯通雄 橋田宣伯 中野雅子

私は詳しいことはよく分かっていないのですが、文化財登録するのに提出する書類の一つとして製作して頂いたもの?を、無理を言ってコヤノ美術館用のものも刷って頂きました。

と、言う事で、昨日、製作者の1人、清水さんに図面を持ってきて頂きました。



皆様には3回ほど調査に来て頂きましたが、ほんと・・・図面見ただけでニヤニヤします。嬉しいです。有難う御座いました。

図面は1F、2F、RFの全3枚。


これは1F部分の図面です。

図面は西脇館にデーンと飾る予定です。

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展示品入れ替え

あけましておめでとうございます。
皆様、良いお正月をお過ごしでしょうか。

今日は展示品の入れ替え作業を行っていました。

館長の愛犬の麿くんも、大阪からやってきていました。


少し小雨が降っていますが、おかげで虹を見ることが出来ました。大きな虹が、本当にそばから出ているように見えて、新年そうそう幸せな気持ちになりました。

幸せな気持ちいっぱいで、展示品の入れ替え作業も頑張りました。

約350点ある盃台はかなり見ごたえありますよ。

今年も皆様に喜んで頂けたら幸いです。


今日の更新は携帯より失礼します。

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団体のお客様

秋は旅の季節ですね。
最近近況報告ばかりの気もしますが、先月は団体のお客様が多数ありました。

コヤノ美術館西脇館では、団体のお客様も大歓迎です。

バスが数台停められる駐車場も有ります。




館長が館内の説明・案内を致します。


(11/9 三田市建築組合見学会)



(11/26 でんくうツアー)

20名以上ですと、入館料が1人につき100円引きです。



皆様にはとても満足して頂けている様で、私共も嬉しい限りです。

お問合せはコヤノ美術館・大阪本館まで。
(06)6358-7555
受付時間:平日9:00~18:00
(休祭日を除く月~土曜日)

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コロヤス美容室 その後2

コロヤス美容室の、ウェディングの冊子を頂きました。



表紙です。
大正の応接間で撮られた写真が採用されていました。
写真を見せて頂いたとき、「この写真すごく好きだな」と思ったのですが、表紙になって、改めて見てもやっぱりいい写真です。





夢の広がる、幸せを思い描ける、素敵な冊子です。

↓コロヤスさんのHP↓
http://home.rasysa.com/koroyasu/
コヤノ美術館で撮影して頂いた写真も多数掲載されています。

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