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豪農の館ーコヤノ美術館西脇館ーの写真ブログ。コヤノ美術館HPへはプロフィールのHPアドレス若しくはリンクよりどうぞ。
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プロフィール
HN:
K
HP:
性別:
女性
自己紹介:
コヤノ美術館西脇館~豪農の館~
住所
〒677-0004 兵庫県西脇市市原町139番地(鍛冶屋線
市原駅記念館 隣り)

開館日
毎週土曜・日曜日。午前10時~午後5時(冬季は午後4時まで)

問い合わせ
TEL:(06)6358-4930 
(月曜~土曜 午前9時~午後6時まで)
mail:koyano@koyafron.co.jp
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梅薫る

17日の日曜日は、陽光暖かく、とても過ごしやすい1日でした。
前庭の梅もほぼ満開になりましたよ。




江戸中期にソメイヨシノが出来てからは、桜に人気が奪われてしまいましたが、長年梅は春を代表する花として愛されていました。
青空に浮かぶ薄ぴんくが美しいです。
そして薫りも・・・。

梅はとても匂いが強く、視覚よりも嗅覚での存在認識が強い花だと思います。
奈良時代・平安時代と、梅の和歌がよく詠まれていますが、薫に纏わる歌が多いように思います。

和歌もいいけれど・・・今回は大正3年の尋常小学唱歌『夜の梅』を。

一 梢まばらに咲初めし
  花は、さやか に見えねども、
  夜もかくれぬ香にめでて、
  窓はとざさぬ闇の梅
ニ、
  花も、小枝もそのままに
  うつる墨畫の紙障子。
  かをりゆかしく思へども、
  窓は開かぬ月の梅



先日初めて知った歌なのですが、とても美しい歌です。
写真は暮れ時に撮影したもの。
毎回思うのですが、灯篭がやや邪魔です・・・。

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明治時代のトイレ

お待たせ致しました。
先月、コヤノ美術館内の大正時代のトイレ を紹介した時に予告した、明治時代のトイレです。
待ってないよと言わないで。



大正時代のトイレと同じく、書院があり、床と天井は一枚板が使用してあります。
これだけの幅の一枚板は、もうとるのは難しいのではないでしょうか。
非常に明るいトイレです。

そして、一見ボットントイレに見えるのですが、実はこれ、水洗トイレなんです。
ちゃんと水洗ハンドルが付いています。



水洗と言っても下水道なんて通っていないので、真下に貯まらず他所に流してしまうだけの簡易水洗ですが、田舎の農家(豪農)で明治に水洗なんて、凄い以外の言葉が浮かびません。

因みに、トイレの戸は桐の一枚板です。
湿気や臭いを吸収するのでトイレには最適・・・!?贅沢です。

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第五回西脇多可新人高校駅伝がありました。

日がだいぶ経ってしまいましたが、
2月17日に、第五回西脇多可新人高校駅伝がありました。
この日は寒い日で、気温1℃位だったと思います。

コヤノ美術館の屋根にもうっすら雪が・・・。


全国の高校生が出場し、西脇市− 多可町間の往復で、男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ走ります。

公式ホームページ:第五回西脇多可新人高校駅伝

コヤノ美術館の前の道路もルートになっているので、ばっちり応援しています。

男子


そして女子



男子の部では西脇工業高校が全国63チーム中6位でした。

写真撮影:館長代理

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平成25年ひなまつり展【終了、来年も宜しく!】

灯りをつけましょ ぼんぼりに~♪

昨日はひな祭りでしたね。
皆様のご家庭では雛人形を出したりしましたでしょうか。



すっかりご連絡が遅くなってしまいましたが・・・
平成25年度、コヤノ美術館西脇館~豪農の館~のひなまつり展は、2月から4月末までです。
 ※コヤノ美術館西脇館の開館日は毎週土・日のみですので、お気を付け下さい。



まんまるい、ほんわかしたお雛様から、宝塚歌劇団のようなお顔立ちのお雛様まで、様々なお雛様がお待ちしております。

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雨、ヨ・・・

2月も末となりましたが、寒い日が続きますね。
最強寒波到来やらなんやらで、各地で雪が猛威を振るっています。

先日の日曜日は、西脇も雪でした。



甲骨文字で書いた「雪」は、空から雪が舞い落ちるような、小枝に雪が付着しているような、そんな感じの字です。



篆書体で書いた「雪」は、空から降ってくる、箒で掃けるものを表現しているそうです。



貴方にとって、ユキはどう映っているのでしょうか。

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すきというきもち

誰にも云わずにおきましょう。

朝のお庭の隅っこで
花がほろりと泣いたこと

もしも噂がひろがって
蜂のお耳にはいったら
悪いことでもしたように
蜜を返しに行くでしょう。

金子みすゞ「露」



私が小学生の時に、本で見た詩です。
意味も何も分かりませんでしたが、非常に強く心に残り、ただ一度見ただけだと言うのに頭にこびりつき、庭の花なんかを見ると不意に思い出す、そんな詩です。
好きな詩です。

よく「私にはモノの価値なんて難しくて分からないから・・・」とおっしゃるお客様が居ます。
美術品に限らずモノを見るのに、「分かる」・「分からない」よりも、純粋に自分がソレを好ましいと思うかどうか、心惹かれるかどうか、が大切なのではないでしょうか。

「何か一つでも皆様の心に残るものを」をモットーに、コヤノ美術館は毎週土・日開館中です。

写真は、坪庭のつくばいに浮かぶ椿の赤がとても印象的だったのでパシャリ。

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大正時代のトイレ

昨年九月には使用人用トイレの紹介を致しましたが、今回は家族やお客さんが使用したトイレです。

またトイレかよ!とはおっしゃらないで下さい。
トイレを語らずんば(以下略)



書院窓の付いた、非常に明るい開放的なトイレです。
前方に窓があると、横にあるよりも開放的に感じる気がします。
床板も一枚板です。
水洗のハンドルレバー?の部分は陶器で出来ており、なんだか高級感があります。
すらっと書きましたが、はい。水洗トイレなのです。
しかしながらもちろん、下水なんて通っていないので、簡易水洗です。

そしてこの便器、前にこんなロゴがついています。

これは大正6年、創立時から大正10年まで東洋陶器株式会社が使用した商標です。
TOTO便器だったのです。

以下、「TOTO歴史資料館」商標変遷のページより引用。
-----------------------------------------------------------------
1917年(大正6年)に創立した東洋陶器株式会社が最初に使用した商標です。
当時の我が国は下水道がほとんど整備されていなかったことから、需要を確保するためには衛生陶器を外国へ輸出する必要がありました。そこで、当時の商標には外国で理解しやすいようにリボンのなかに東洋陶器株式会社を英訳した「ORIENTAL CERAMIC WORKS LTD」と表記し、上部にはその頭文字の「OCW」を使用したモノグラムを配置しました。.
--------------------------------------------------------------------

ほぼ輸出されていた便器だったんですね。

因みに、この大正のトイレコーナー、小便器も併せて4つ個室トイレがあるのですが、天井のデザインも、便器の形も全て違います。
天井はおそらくわざとでしょう。
便器は・・・割って取替えたえたか、当初からわざと変えていたのか、同じものが手に入らなかったのか・・・答えは分からないです。

次回は明治時代のトイレをご紹介したいと思います。

【追記】
TOTO資料館にも同ロゴが付いた物は手洗い器1つしかなく、また、水洗の和式便器自体非常に稀なものだそうです。貴重なトイレです。

◆コヤノ美術館・明治時代のトイレ◆

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