17日の日曜日は、陽光暖かく、とても過ごしやすい1日でした。
前庭の梅もほぼ満開になりましたよ。
江戸中期にソメイヨシノが出来てからは、桜に人気が奪われてしまいましたが、長年梅は春を代表する花として愛されていました。
青空に浮かぶ薄ぴんくが美しいです。
そして薫りも・・・。
梅はとても匂いが強く、視覚よりも嗅覚での存在認識が強い花だと思います。
奈良時代・平安時代と、梅の和歌がよく詠まれていますが、薫に纏わる歌が多いように思います。
和歌もいいけれど・・・今回は大正3年の尋常小学唱歌『夜の梅』を。
一 梢まばらに咲初めし
花は、さやか に見えねども、
夜もかくれぬ香にめでて、
窓はとざさぬ闇の梅
ニ、
花も、小枝もそのままに
うつる墨畫の紙障子。
かをりゆかしく思へども、
窓は開かぬ月の梅
先日初めて知った歌なのですが、とても美しい歌です。
写真は暮れ時に撮影したもの。
毎回思うのですが、灯篭がやや邪魔です・・・。
[8回]
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