「防空防毒面」…ガスマスクです。
昭和15年 昭和化工株式会社 製
効用として、『本防毒面ハ防空用ニシテ空襲毒瓦斯ヲ完全ニ除キマス』と記されています。
「空襲」と言うと、焼夷弾のイメージが強いのですが、有毒ガスの投下計画もあり、本土への空襲が予想されるようになると、一般家庭でもマスクを備え、使用訓練がおこなわれました。
持っていたのは兵士だけでは無かったのですね。
実際、マスクは高価なものでデパートなどで販売され、入手できない方の方が多く、和紙や油紙などで簡易防毒マスクを作ったりしていたようです。
また、避難の際に毒を防ぐ為に、防水手袋やゴムマント、長ゴム靴の手入れ・保存なども各家庭に義務づけられていました。
その他、防毒室や防毒蚊帳の準備なども指導されていました。
毒ガスは実際には投下されませんでしたが、投下後を想像しただけでも、本当に恐ろしいです。
防毒面は、現在「戦争と平和展」にて、展示中。
その他、「貯金箱と宝船展」など、現在開催中の展示が見られるのは、今年の12月14日まで。
開館日は残すところあと10回です。
来年には展示品が変わりますので、「まだ見てないわ」という方はお早めに。
[5回]
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