③には続きません。が、今回も夜の写真です。
撮影者:館長代理
瑠璃紺の空にポッと浮いた月が、何とも言えず…。
滝廉太郎の「秋の月」を思い出しました。
「秋の月」
光はいつも変わらぬものを ことさら秋の月の影は
などか人にものを思わする などか人にものを思わする
あゝ鳴く虫も同じ心か あゝ鳴く虫も同じ心か
声のかなしき
「秋の月」は明治33年、滝廉太郎21歳の時に出版された組歌『四季』に「月」のタイトルで無伴奏混声合唱として収録されたものを、山田耕筰が独奏歌として編曲、ピアノ伴奏をつけて「秋の月」と改題し、現在歌われています。
滝廉太郎は、明治36年、23歳という若さで肺結核で亡くなられましたが、彼の作った歌は、どれも浸み込むような美しさがあると思います。
[9回]
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