象印マホービン株式会社が運営する「まほうびん記念館」にて、企画展「おべんとうと弁当箱のはなし」を開催しています。
コヤノ美術館からも、江戸時代の弁当箱「黄石公張良蒔絵提重」を貸出ており、展示中です。
この弁当箱です。
四段の重箱と、お酒を入れる徳利、盃、小皿がセットになった提重。
今で言う「ピクニックセット」ですね。
写真には写っていないのですが、上部に名称にもなっている「黄石公と張良」が描かれています。
これは、『史記』に記されている有名な故事で、出世に関するエピソードです。江戸時代には狩野派の画家が好んで画題としたり、西本願寺の唐門(唐門)にも彫られています。
そして重箱の横には雁が飛んでいます。
雁は、「生涯パートナーを変えない渡り鳥」であることから、雁の絵や模様は夫婦円満や吉報を呼ぶとして好まれていました。
弁当持って出かけるなんて、一大イベントですからね、縁起の良い柄のものを使いたいですよね。
沢山の方に見て頂けたら幸いです。
まほうびん記念館
企画展「おべんとうと弁当箱のはなし」平成26年9月4日~平成27年4月20日
「日本人の食生活に大きな影響を与えた『おべんとう』を取り上げ、『弁当』の起源や『弁当箱』の歴史を、大阪近郊の博物館・美術館,全国の関係先からお借りした弁当箱や画像などでご紹介」
※まほうびん記念館の見学は予約が必要です
[5回]
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